「ちょっと恥ずかしいけれど、帽子をかぶりたい」そんな気持ちをすっと推してくれる苣木紀子さんの帽子。だからきっと、帽子を身近な友にする機会になることでしょう。
そして、今回は、作家にとっても、いつもと違う空間表現の場に。
紀子さんの内側から湧き出た色たちを自身がとらえた平面。
たまたま夜遅く開いた携帯画面に、紀子さんが連ねた色が、ぱっと目に入った瞬間、なんだかわからないけれど優しい何かにふわっと包まれた感覚がありました。すぐに、今度の展覧会の背景にしましょう!とメッセージ。
なので、私たちもどんな展になるか、いつも以上に心が躍っています。
麻袋から切り取った世界を、バッグというフレームの中に詰め込む【ᴘɪᴄᴛᴜʀᴇ ʙᴀɢ】
「2013年から3年間、アメリカテネシー州で暮らし、足繁く通った蚤の市。
そこで心を掴まれた麻袋という素材。
初めて目にした訳でないのに、なぜかこの時、この場所での出会いがきっかけとなり、完全に心を奪われたのでした。
麻袋ベンダーのロスコーとパムとの出会いもその理由のひとつかもしれません。日本に帰ったらこの素材でものづくりをする。
そう決めて、今があります。
私がアメリカで麻袋と出会った時の衝撃を、お越しいただいた皆様に擬似体験していただきたいです」 企画主宰:本間由紀
フリーハンドでミシンドローイング(ステッチスケッチ)を手がけるNutelと、深い感性でさまざまなクリエイションをするmïndy。二人が共に意識を向けて、響き合う感受性で創り出した世界観。夏に高知で行われたコラボレーションと、それらを進化させた+αの展です。
生きることへの厳しさと喜びを、深い愛と眼差しをもって問い続けてきた掛井五郎氏。制作への弛まぬ意欲は、私たちを鼓舞します。
掛井先生の作品はなぜ私たちを惹きつけるのか、それを体感してください。
(★前期・後期の内容は基本的には変わりませんが、一部変更あり)