2021年10月フランスパリの出版社Cé éditionsより写真家横溝光太郎の最初の写真集Soi1が発売されました。
パリ在住時に交友を深めた名古屋Haseの浅井賢一氏は、彼の捉える世界観に魅了され、出版記念写真展として日本国内での発表を企画。
名古屋を皮切りに、東京・福岡・沖縄・大阪で開催します。
本展では、Soi 1 から抜粋した写真や過去作品のアーカイブを再構築した物をお届けします。
■浅井氏より
s o i「ソイ」(ตรอก)は小さな通りのことで、この小道はチェンマイにおいては 14 世紀頃から農業の発展とともに作られ、人々が集う寺院につながっています。
急速な発展を遂げ日々変化して いくチェンマイの街。彼は撮影を通してかつてのチェンマイの姿を整理し記憶に残す作業をしています。
彼の手法は街に流れている時間や街を形成してきた場所というものを、この街固有のものだけを捉えるのではなく他の街と共通する点をも含めて捉えることで街の成り立ちを浮き彫りにしていきます。
彼の関心は街を形づくる建物といった物と物との間の距離感、そこで暮らす人々の営み、そして街に残る歴史の痕跡に向けられています。
今という視点で過去と未来を結びつける彼の写真は場所や時代といった枠をスッと超えて単なる記録にとどまらない美しさを紡ぎ出しています。」
■この写真集は撮影だけではなく現像、印刷、デザイン、装丁製本まで一貫してタイ チェンマイで行われています。
写真集Soi1初版本はパリで出版されすぐsold out。第二版を制作しポンピドゥーセンター内書店をはじめパリで著名な写真本を扱う書店で好評販売中です。
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。