マツバラリエさんの作品を前にすると、音が聴こえ、風や香りを感じ、その世界に身を置いている感覚になる。
コルクで作られた人々の佇まいも、日々の背景を映し出すような絵も、穏やかに私たちに語りかけてくる。
日本海にぽつんと浮かぶ
離島に吹く海からの春風は、
まるで現代の吟遊詩人のように、
リズミカルに、私の耳元に、
ものがたりを囁く。
カシャカシャ、シュカシュカ、
キュキュキュッ、キュシュキュシュ、、。
それはまるで、絹糸たちが擦れあって、
カラフルに歌うようだ。
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絹糸を、カラフルに絡み合わせた編みの服。今回は、新作ニットとあわせて、1995年からの活動をアーカイブ展示も。洋子さんの変遷を通して、洋子さんの変わらない部分(大切にしていること)も改めて見えてくるのだろうと思います。
大胆な柄や色彩が魅力のインテリアテキスタイル。柄の切り取り方によって面白さがけっこう変わる。視点がユニークなNozさんが今回はどんな提案をしてくれるか、楽しみ!