日本の伝統的な染色技法「型染め」で独自の表現をする玉井佐知さん。
それはそれは細かに和紙を彫り抜き型を作ります。
その型をもとに色染めし、玉井さんならではの絵が浮き上がります。
絵の中に見え隠れするのは「人」
彼女の視線はいつも人間の面白さに向いていて、彼女のその感覚が大好きです。
直接絵を描くのと違い、布という素材感、そして布に色が染みる塩梅が玉井さんの描く世界観と相まって魅力を放っています。
今回は、フロッタージュという手法も用いて制作。玉井さんの視線を一緒に楽しみたいと思います。
1983年 大阪府生まれ
2008年 京都精華大学大学院 芸術研究科博士前期課程染織専攻修了
主な受賞歴
2010年 日本新工芸展 上野の森美術館奨励賞
2009年 京展楠部賞, 京都市立美術館
2007年 日本新工芸展 東京都知事賞, 国立新美術館
高松の築180年の古民家をアトリエにジュエリーを制作する三野彰太さん。ワッツ初登場の彼についてはとにかくワッツで弾けていただきますとだけお伝えします。時空を超えてクリエイションを楽しんでいるというか、振り幅の広さと追求する奥深さ。SHOTA MINOの未知数に触れるワッツ第一回目の展覧会です。
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。