澄んだ水や空気、自然の中の植物や動物、鳥たちなどを廣川さんが描く背景には、自分たちがこれらに囲まれている幸福感があります。
改めて、地球に生まれたことに感謝を持って、自然をはじめ残していかなくてはいけない大切なものとは何かを見つめ続けている作品です。
リゾート風景にとどまらない作品のダイナミックさを感じてください。
「折って、折って…ゆるゆる、がたがたの気楽な帽子と透ける帽子をテーマに遊んでみました」。今回も羊子さんが楽しませてくれそうです。
帽子は苦手…と思っている人も遊んでみたらきっと発見がありますよ!
フィレンツェのパーリャ(麦わらの一種)を使った夏帽子も並びます。
最初からイメージするわけでなく、浮かんできたものをただただ描き続ける。
よくあるコピー用紙のような紙。
シャーペンで描いた上に、さらにボールペンでなぞる。
彼の中には媚がない。
技術云々の世界ではなく、ただ自分の中の絵を忠実に吐き出している。
それが魅力なのかもしれない。
この個展のお話をいただいたのは5年ほど前。その間、さまざまなことがあり、やっと開催することになりました。「101」は100の自分から一歩踏み出すこと、今の自分をひとつでも超えていくという意味だと思います。どのような作品たちが生まれるのかいまだ模索しています。日々、日記をつけるように少しでも「101」に近づけられればと思います。
二階堂明弘