「アクセサリーは素材の美しさや価値のほかに 構造やバランス、重力の影響を受け
る。それはものの動きを左右し、アクセサリーが立体物であることを意識させる。
ヒトが三次元のものであり動くもの、という意識はいつも私の頭にあるのです。
単純な構造が上下左右への自由な動きを可能にし、きらめきを身に纏うアクセサリー
となりました。 えんどうもみ」
資生堂のアートディレクターであり、自身もアーティストとして活動を続けるきゅうちゃんこと成田久氏。生地にひたすらミシンをかけ立体化していく。
ワッツで4回目となる今回は、彼の名作でもある『ヘンタイ(ネクタイ?)』が100本(全て違うデザイン)アーティスティックにワッツの空間を飾る。
「今回の コンセプトとしてファッションの地、THE青山を背負い語るにはギャルリーオーナーである川崎淳与さんしか考えられませんでした。約20年醸成してきたワッツのこの空気感と、ヘンタイとのビジュアルコラボレーションポートレートから始まり実現(Cue)」
■トークイベント『KOBINAI 舞み❌キュキュキュカンパニー CUE』も開催
『各地で宗教観の違いによる争いが起きているなかで「祈り」はそこに居る人をどれだけ救っているのでしょうか。
東京オリンピック開催が近づくに連れて、私たち日本人にとってもテロの脅威が対岸の火事ではなくなりつつあります。
今回の展示では「祈り」をテーマに掲げることで、世界各地で起こる痛ましいできごとについて考えることにしました。」(板坂諭)
海外でも活躍する建築家・プロダクトデザイナー板坂論氏。
今回はプロダクトレーベル h220430の一環として、ランを生活空間に持ち込む為の什器を中心に4点の新作と、ドイツの美術館へコレクションされることが決まった旧作一点の記念展示で構成された『Pray』というタイトルの個展。
11月2日のトークイベントでは、心を軽くさせてくれるようなballoon chairや、破壊され続ける環境の中、自然について考えるきっかけをつくるIvy chair など、デザインを通して社会に問いかける板坂氏の仕事、デザイン観について、お話をうかがいます。