ワッツでも恒例になったKRANK展。欧州の古道具を始め、店主の藤井さんの審美眼でセレクトされたものたちがワッツに集まります。モノだけでなく、藤井さんのディスプレイのセンスが毎回刺激に。そのあたりもお見逃しなく。http://www.krank-marcello.com/
『寒い冬が終わり、新芽が芽吹きはじめるころ、みなわくわく心踊りだす 春はすぐそこ…』
「ミシンを踏みながら絵を描くのが楽しい!」というNutelの渡邊笑理さん。
まるで綴られていく詩のように、踊るラインは心を軽やかにしてくれます。
アンティークのハンカチに綴られた『春のよかん』
また、大きな布に縫い描いた絵の、ほしい部分を切り売りするインスタレ―ションもいたします。
自宅使いのランプや屋外のモニュメントまで幅広く作品制作をする鍛冶屋の岡本さん。「軽やかで、しなやかな、鉄」というテーマを持ちながら、冷たく硬い印象の鉄を、丹念に成形し、やわらかなラインを作り出しています。
羽根のような軽やかさと植物のようなしなやかさという、相反した世界を鉄で表現。
素材の中に、男性的な面と女性的な面を見出し、鉄の可能性を広げています。
今回は、伸びやかな線が美しいシャンデリアをメインに置きながらも、日常の中でもっと身近に、鉄と影の美しさを感じてもらえるようなこぶりな灯りも並びます。
デザインの中に組み込まれた数個のガラス玉が外からの光を巻き込みながら放つ優しく幻想的な光。そんな遊び心も魅力的な岡本さんの展覧会です。
- 黒子 Kuroko -
頭から足の爪先まで黒装束で覆った人形遣い達
その存在は異様であり 目を引くものである
しかし
ひとたび人形を操りはじめれば存在は影となり 人形に命を吹き込む
それは日本人のもつ精神性をあらわしているようにおもいます
うつわもまた何かを受け入れ そのものを際立てる・・・・
木と陶をあつかう二人がつくりだす -黒子-
(文:二階堂)
凛とした同じ空気を感じさせる作品をつくる木工作家の小山くんと陶芸家の二階堂くん。
二階堂くんがうつわを作り続ける中で、ずっとテーマにもっている「黒子」に
ふたりが挑みます。初めての二人展。
『気配を消す。しかし静かな存在がそこにある』 人間の在り方としても憧れるそのような存在感を、卓上でふたりはどのように表現してくれるのでしょう。
28日(月)はふたりの器を使ってeatrip 野村友里さんが限定メニューを。
LUNCH 11時半~ (5000円)
TEA TIME 15時~ (2500円)
お申し込み窓口:ワッツ(03-3499-2662 ・ shino@wa2.jp )
場所:eatrip(http://www.babajiji.com/eatrip)
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。