「loneliness」という寂しさを超えた、その先に広がる静かな孤独......
美術家として色彩を操り、纏うものを創作する竹下洋子さんは、制作に集中する時間を「solitude」という言葉で語る。
それは作家特有のものでもなく、誰もが人生の歩みの中で深く自分と向き合う静謐な境地。
普遍の愛がそこにあり、強さが宿る。
そして、そうした内面の旅路を呼び起こす作品との出会いもまた大切であることを洋子さんは教えてくれる。
日差し避けだけじゃつまらない。
その人のまだ気づかぬ魅力を引き出す帽子。
お馴染み羊子さんが繰り広げる「帽子という造形」と遊ぶ面白さを味わって!
花とてんとう虫の会話。水蒸気は太陽の光に向かってぐんぐんと羽ばたいていく。・・・それらは私の勝手な解釈ですが、観る人たちはみな、小さな世界と限りなく広い世界の両方を感じ取れるのではないでしょうか。
ここ数年、じゅんさんが探っている「具象と抽象の間」の捉え方そのものに変化が起きたような印象を受け、とても楽しみです。