マツバラリエさんの作品を前にすると、音が聴こえ、風や香りを感じ、その世界に身を置いている感覚になる。
コルクで作られた人々の佇まいも、日々の背景を映し出すような絵も、穏やかに私たちに語りかけてくる。
日本海にぽつんと浮かぶ
離島に吹く海からの春風は、
まるで現代の吟遊詩人のように、
リズミカルに、私の耳元に、
ものがたりを囁く。
カシャカシャ、シュカシュカ、
キュキュキュッ、キュシュキュシュ、、。
それはまるで、絹糸たちが擦れあって、
カラフルに歌うようだ。
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絹糸を、カラフルに絡み合わせた編みの服。今回は、新作ニットとあわせて、1995年からの活動をアーカイブ展示も。洋子さんの変遷を通して、洋子さんの変わらない部分(大切にしていること)も改めて見えてくるのだろうと思います。
大胆な柄や色彩が魅力のインテリアテキスタイル。柄の切り取り方によって面白さがけっこう変わる。視点がユニークなNozさんが今回はどんな提案をしてくれるか、楽しみ!
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。