エレガントとファンキー、正当と外しなど遊びのバランスを心得ながらお洒落とはなんぞやを投げかけてくる、もみさん。今回は「身に纏う」と「身に着ける」の間、<ぶろーちのような>を探求し、カタチに。
もみさんが捉えるブローチの概念のふり幅が広くて、実に面白く、クリエイティブの楽しさに気づかされます。
テキスタイルはもちろん、ボタンやビーズ、スパンコール使いなどにもオリジナルセンスが光るタクルタートルの服をデザインしてきた米田禎子さん。
さらに楽しく美しくの遊び心を加えたオンリーワンの世界をお披露目してくださいます。ディアヴォリはイタリア語で悪魔。いたずら好きそうなチャーミングなディアヴォロたちが ブローチやマフラーやTシャツなどいろいろなところに登場。3日のみの展覧会です。
カシミヤ山羊を家族の一員として共に暮らすモンゴルの数家族と提携し、ニットを手掛けるFREEMAN--Bのカシミヤがまたやってきます。
大切にされてストレスのない暮らしをしている山羊の毛はやわらかく、ふわふわ。山羊にとっていらなくなった毛だけを用いたカシミヤは、それに触れるだけで大げさな言いかたですが山羊と家族間の愛の循環を感じます。
もともと心地よいと感じていたFREEMAN--Bのカシミヤですが、春夏の闘病中にもかかわらず、肩や膝に掛けたりと川崎が手放しませんでした。弱った体にはその軽さとふんわり温かさがとても安心感を与えてくれたのです。それは病気になって気づいたことでした。
そのくらいFREEMAN--Bのカシミヤは優しい。
山羊の育つ背景が素材感におおきく影響していることを教えてくれます。
骨董編集人の北村日出子さん。30年に渡りコレクションしてきたフランス、イギリス、北欧、中国のアンティークを現代の様々な日々のシーンに合わせて提案します。北村さんは婦人画報アンティークメモリーで1997年に連載を綴っていらっしゃいました。
「コロナ禍の状況下でも、美しいものを自分の目で見たい、という多くの思いを実感しています。アンティークの持つ普遍の美やパワーを感じて楽しい気分になっていただけたらと思っています(北村)」
ロシア人デザイナー、ミハイル・パンチレエフとモデリスト来嶋しおり。
2人が繰り広げるMade in Tokyoのvolga volgaは、素材のミックスや立体的なカッティングにこだわった服。徹底した二人の哲学が込められたvolga volgaの世界は一度手を通すとすっかり虜になる人の多さが語っている。
「今回は暖かく便利なものを揃えました。コロナ対策デザインの提案もどうぞ楽しみに」
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。