彫刻家・西浦裕太と画家・Mobai(墨白)が繰り広げる世界を4年ぶりに開催。
建物と山や木々の景色...そこに人の気配を感じるMobaiの絵。逆に西浦が表す人や動物からは空間や景色が見えてきます。
彼らに共通するのは「風景の肖像」。
観る側はその奥へと誘われていく。想像の扉を開かれることでしょう。
ワッツの小さなアーティストプロジェクトで力を発揮してくださったカノこと鹿又さん。子どもたちが「今」の思いをそのまま自由にのびのびと表す「あそんでつくる教室てんてんと」を開いています。
東京から京都に移り住んで1年。
京都で初の二人展を拝見し、カノさんのことば、きょうこさんの絵に、お二人の優しい眼差しを感じ、ワッツでも見て頂きたいと思いました。
心を軽くしてくれる鹿又流センス、きっと誰かに伝えたくなりますよ。
*プロフィール
カノさん:絵画、造形、物語りの執筆、舞台美術制作など幅広く活動。直近では「NHKおかあさんといっしょ」の背景美術も手がける。
きょうこさん:挿絵や漫画、絵本などを描く。雑誌「母の友」(福音館書店)にて育児生活漫画「キョウコのごろ」を連載中。
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。