オーナーの川崎が、この人ならどう応えるだろうかと投げかけていた「101展」
100点作る中で作家自身が掴む、また新たな感覚、技術、気づきなどが最後の1 を指しています。
作家によっては100個作ることはそう難しいことではない人もいます。
でも、ただ数をこなす意味の101ではない醍醐味。
かつて、陶芸家、木工作家、ワイヤー作家など何人かの作家がトライしました。
今回は、陶芸家の岩崎龍二さんが取り組みます。
釉薬の味わい、美しいフォルムで、暮らしと陶の関係を広げる岩崎さん。
楽しみです。
ヨットなどのセイル(帆)を用いたバッグを作る井上やすこさんと、ドローイングやコラージュ作品を手がける井上陽子さん。 Y コンビ が繰り広げるArt Bags とArt Clothes 。空間構成も楽しみな展覧会です。
沖縄在住の藤本健さんは木工旋盤を使って器をつくる。大事にしていることは「余白」。
「器の個性を使い手が自在に活かすことができる、そんな余白を残したい」と話す健さんの器は、木そのものが持っている癖を予測したゆがみや、割れなどの味わいも生かしている。昨年延期となった個展をようやく開催です。
「絵画が街を歩き出す」インスタレーションの意味も含む洋子ニット。
身に纏うものからその日のインスピレーションをもらう、そのような気持ちになるから魅力なのでしょう。住まいを島に移し、制作に変化を感じるという洋子さんがまた私たちをときめかせてくれます。
流れる景色ー漂う模様
〜旅のドローイングを纏う〜
「歩いて旅をしながら出会う、流れるような風景や動物たち。
そしてそこに漂う香り、音、風や土や水面の模様を、シルクやリネン、綿生地にドローイングしました。ニットを繋ぎ合わせることで、纏いに柔らかさを忍び込ませて。心の旅へ出かけてください。竹下洋子」
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。