エッジの効いた赤嶺さんの白磁は、食卓の上で美しく、さまざまな料理に馴染む。
今回は、無地の白磁に加え、自転車狂の本人が、車輪やパーツなどのスケッチを描き続ける絵付けシリーズも。
味のある手描きが楽しい器です。
ちいさな生物の世界を想像させる さきこさんの身に付ける造形。
細いかぎ針でぎゅっぎゅっと糸を締めながら編む。
小さな造形たちは、そんな力仕事を微塵も感じさせない涼し気な表情。
今回はアンティークのガラスビーズや、石などでつくられた これまたかわいい子たちの登場だ。
(collaborate with 宮本徳子(彫金))
アンティークと暮らしの道具を扱うさいたま市のお店「輪廻」さんのポップアップストア。
『そのさきに』
「輪廻 初の出張店舗
しかも青山という事で、既に期待と不安が入り混じっております。
現在 移転準備中ですが、輪廻も 境界線を越えた
そのさきの景色を求め、日々 精進しております。
いつもお世話になっている作家さん方にも
何かひとつでも挑戦的な作品を届けてくださるようお願いしました。
この企画展が、作り手にとっても使い手にとっても、また私達自身も
何かをはじめるきっかけになればと考えております」(輪廻店主)
□陶磁器:市川 孝・清岡 幸道・小高 千繪・中園 晋作・西村 昌晃・八田 亨
□ガラス:津田 清和
□木:添野 順・高橋 欣之・藤崎 均
□アート:山田 一成
□装飾:yasuhide ono
□衣:knitology・MITTAN
□編物:yohnKa
□染織:西川はるえ
□革:dove&olive・SHOE&SEWN
もみさんのアンテナにビビっときた素材は、
エレガントさを兼ね備えたユニークなアクセサリーとなり、
いつもこちらにワクワク感を与えてくれます。
中でも、もみさんが特に熱く語る素材は真珠。
お行儀の良いものから、不揃いのものまでそれぞれの魅力を
引き出すのはお手のもの。
今回は、真珠に寄せるオマージュとも言える
「もみの真珠物語」的な展が楽しみ!
「私は彼等がたまらなく可笑しく愛しい。
私には翼も魔法の眼鏡も何もない。だからこそ、言葉では説明できない非現実の世界に憧れを持つ。
作品上を軽やかにステップする 気まぐれ者たちとの戯れに、しばし酔ってみるのもなかなか乙なものである。
…青木由子」
大学卒業後、2年間のイタリア留学。在イタリア中にエッチングを始め、版画家として活動し、日本に帰国。
こちらの心の底を見透かすような、優しくアイロニーを漂わせる作風が魅力的です。
目指すのは「素朴な日常を改めて味わい、一層大切に思うきっかけとなるような作品」という青木さん。
さて、あなたをはっとさせるのはどの気まぐれ者?
沖縄より、とけしさんの漆作品がやってきます。
2年ぶりの展覧会。楽しみです。今年はデイゴをつかった厚手の板皿。日常使いの主役になりそう。
沖縄の県花でもあるデイゴは世界で2番めに軽いうえに、ゆがみにくい木質だそうです。
また、今回は「装飾」ということも取り組んでいます。渡慶次さんの楚々とした静かな表現の中の装飾。楽しみです。
フランス・アンジェ在住のアーティスト、森田幸子さんがやってきます。
幸子さんは、約8年前、履き続けられた靴を撮影したシリーズを発表しました。
その人の癖や存在を記憶するかのような佇まい。
観るものは、写真の中の見えない物語に惹きこまれていきます。
幸子さんは自分の制作について次のように言います。
「私の作品について言おうとすると、すべてのものは”オマージュ”かもしれません。
例えば、靴だったらその靴に対するオマージュです」。
□古い額からのインスピレーションにより生まれた新作を発表
今回の展覧会では、森田さんがフランスの蚤の市で惹かれたという額を買い求め、その額から得たインスピレーションにより写真を合わせ、ひとつの作品にしています。
クラシカルなデザインが施された木彫の額や、アンティークガラスの額、押し花を思わせる紙で作られた額などの中にボタニカルの写真。
額と写真の絶妙な組合せは、単に額装された写真の域ではなく、どちらも欠かせない存在として呼応し、ひとつのアートとして成立しています。
今展では、Couronne(花の輪っか)シリーズや、アルゼンチン生まれ、フランス在住のアーティストRuth Gurvichとのシリーズ“Ruth Gurvich Paper Works”も展示されます。
*靴のポスターは過去の作品例です。今回の展覧会では販売いたしません。
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。