「時を経て、愛され続けるモノたち」には国境も人種も世代も簡単に超える普遍的な魅力が詰まっています。そうした古いものと出会い、深みのある新年のスタートにしたいと、蚤の市atワッツを開催します。それぞれの店主の審美眼をお楽しみください。出店は下記のお店の方々です。
■前半(1/3-5)
友栄堂
miyawaki modern
LINO HOMEWORKS
ORLANDO
Havane
Le Midi
Linne
裏庭
BROWN ANTIQUES
■後半(1/8-10)
はいいろオオカミ+花屋 西別府商店
さんのはち
N゜CONCEPT
FLORA
ANONYME
Genier Voyage
La Brocante『ROMANTIQUE』
L'atelier Brocante
Linne
伝統美を現代の暮らしの中に伝える「宮舞」の企画。
絹織物の最高峰の芸術品とされる「錦」。
初代龍村平蔵(号・光波)、二代(号・光翔)の後、龍村光峯氏が当代を務められていますが、四代目にあたる龍村周(あまね)さんの展覧会です。周さんは、龍村家としては初めて自ら高機を織る後継者。
「恐るべき芸術的完成」と芥川龍之介が絶賛したという初代の感性と技術と探究心を継承しながら、現代の人たちに身近に感じてもらう取り組みをなさっています。伝統美、そして龍村周さんのお人柄にも触れてみてください。
今回は、人々の健やかなる暮らしを願い、古来から衣食住様々な場面に使われてきた吉祥紋様の縁起物を錦の伝統織物作家龍村周が、織る、刻る、焼く、様々なアプローチで作り上げます。
素敵なバッグや服を作るbeaucoupの伊藤浩史さん・稲田京子の布生地を中心に、ボタンコレクターの当間易子さん、クチュールフラワー作家(SOIE:LABO)の中島みゆきさん、コラージュ作家の沢野弓子さんたちのボタンやビーズ、リボンなど素材の掘り出し物が出ます。
ものづくりの人はもちろん、持っているだけでも嬉しくなるような出会いがあるかも。
http://beaucoup.jp/
http://www.soie-labo.com/
http://toma-collection.jp/
「約100年前に職人によって作られ、形になること無く眠っていた口金。私たちの人生よりはるかに長い時を眠ったまま生きてきた。いま見ても古さを感じさせず、最新の技術を持っても出せない雰囲気、キズやさびまでも魅力に感じる金具たち。当時作った職人はいま、この美しさをみたらなんと思うだろう。
職人が生きた時代に思いを馳せ、彼らのクラフトマンシップに恥じないよう、その口金を用いて自分たりらしい形に仕上げていきたい」と話すTochca トーチカの天崎さん。
2006年にパリで出会い、「いつかかたちに」と技術と感覚を研ぎ澄まして制作したという1点も出るそうです。
また、ワッツが惚れたガルーシャ(えいの革)でオリジナルクラッチバッグを作ってもらいましたのでお楽しみに。
ワークショップ中のステキな映像をクリエーターの末吉理さんが作ってくれました!
◎第一部
https://vimeo.com/576692933/e18b0fafec
アトリエtentento鹿又広祐さんのWSは、こどもたち自身が自分で描ける最大限の丸を描き、さらに次々描いた丸に顔を作るというもの。
「あ〜っ」と声を出しながら丸を描いたり、もちろん伝えた通りなんかにならなくて、自由奔放な出来上がり。でもそれらは紛れなくその子らしさが滲み出ていました。
彫刻家西浦裕太さんは、クラシック曲のカルメンをみんなで聴いて、そこから想像した景色やシーンをそれぞれが描くというもの。
すぐ描いちゃう子や、なかなか進まない子もいるけれど、最終的には自分の中から導き出した風景が表れて、同じ曲を聴いてもみんな違って実にユニーク。
将来、カルメンを耳にしたとき、体験した自由さ、人と違っても全然オッケーということをふわっと思い出してくれたらいいなあ。
小さなアーティストプロジェクトに賛同してくださった
土器典美さんが快く場所を提供してくださり、現代アートのギャラリーDEE'S
HALLで。天井高く開放的でお庭まである空間で子どもたちものびのび!典美さんが見守る姿があつよさんみたい、笑
でも確かにワークショップ中も、あつよさんがいました。
小さなアーティスト展がとっても厚みを増していて、感謝と感激です。